ワンマンを終えて

on 2017年1月2日 Column

年が明けてしまったけれども、先月23日は愛すべき地元のライブハウスHeartsにて
YKJのワンマンライブを開催しました。

何年も活動を続けている中でも、やはりワンマンライブというのは特別で、
アノ曲を演奏したい!コノ曲もやりたい!から始まり、
中盤ではこんなコーナーを!とか、
終盤にはどんでん返しで〜とか、
気づくと毎度のように内容がてんこ盛りになっていくんです。

今回のワンマンも漏れなく色んなことを盛り込み、
その分だけ色んな人に無理なお願いをきいていただきました。

まずは偉大なサポートメンバーである
ヤノ氏とあかね大先生はステージでも感謝を伝えました。
ハーツのスタッフのみなさんも同様です。

その中でもとりわけ感謝しなくちゃいけないのは、
ゲスト出演してくれたハシグチカナデリヤ氏、
超多忙な中を撮影に駆けつけてくれたチアキ氏、
明らかな無茶ぶりにも華麗に答えてくれた
蕨ケーブルビジョンの青木さん、そして撮影クルーの皆様です。

メジャーデビューを直前に控えた大事な時期に、
快くゲスト出演とコラボを引き受けてくれた
ハッサンのステージ、そしてギターには感動でした。

プロの写真家として活躍しているのに、普段はあまり引き受けないというアー写撮影や、
ほとんどやったことがないというライブ撮影までしてくれて、
さらには超多忙な中、1000枚を超える写真達を全て編集して、
すぐに(ほんとにすぐに!きっと徹夜、、、!)送ってくれたチアキ氏のお陰で、
とても素敵なライナーノーツや、ライブの感動を閉じ込めた写真をみんなに届けられることが、
自分にとっては何より幸せです。

ライブの真ん中で公開収録という信じられないくらいの無茶ぶりを、
巨大パネルまで作って大成功に導いてくれたVOICEチーム(主に青木さん)に関しては、
もはや言わずもがなというところでしょう!笑

会場に足を運んでくれたファンのみなさんのみならず、関係者の方々からも
今回のライブは本当に良いライブだったと、口々に言ってもらえたのは、
自分たちだけのチカラではないと本当に思っています。

でも、そんな簡単に手放しで喜べないのがライブの難しいところなんだってことも、
長く続けているから知っています。
自分たちの演奏や演出への反省はもちろんのこと、
写真や映像を撮影しているのが気になったという声や、
ゲストや公開収録の時間も使ってYKJの曲を演奏してほしかったという意見も聞きました。

良いライブだったからこそ、そんな貴重な意見を正面から受け止めなければ!と思う気持ちと、
それ以上に、自分たちが作り出したあの最高な空間で、そんなネガティブな印象を与えてしまった
自分たちが情けないという気持ちで一杯です。

YKJというバンドと、YKJのプロジェクトに関わってくれている人は、
みんな本当に最高のパフォーマンスをしてくれたと確信しています。
そこにマイナスの要素が有るとすれば、それは僕らYKJの責任です。

演奏や演出も、より作り込まれたものが出来たんじゃないか?
もっと会場が大きければ撮影が気になることもなかったんじゃないか?
何日も連続で公演できれば、色んな曲が演奏できたんじゃないか?
 
 
 
“最高の楽曲を最高の演奏で届けられていれば、「感動」以外は何も残らないんじゃないか?”
 
 
 
逆に、あの日、あの瞬間に、何か一つの要素でも足りなかったなら、
きっとたくさんの人に感動してもらえることも少なかったんじゃないかって思うんです。

ファンのみんなが応援してくれているのと同じ気持ちで、
サポートメンバーやハーツのスタッフ、ハッサンやチアキちゃん、VOICEチームも
YKJのライブがより良いものになるように、YKJというバンドがより高い評価を得られるように、
たくさんの人に感動を届けられるように応援しようという気持ちが形になった結果だと思うんです。

今、自分の手元にワンマンの感動を再確認できるものは、
ライブの録音とソッコーで送ってもらった写真だけです。
ライブの録音はまだ公開できませんが、素敵すぎる写真のほんの一部を
この文章の最後に短い動画でみなさんに届けます。
色んな人に撮ってもらった中でも、今まで見たことないような自分たちの表情が詰まってます。

ワンマンライブのみならず全てのライブで、僕らを観てくれた人に感動を届けられるように。
僕らに関わった人たちが、僕らに関わることでより高い評価を得られるように。
YKJを応援したいという全ての人たちが、応援したことを微塵も後悔しないように。

2017年も全力で音楽と向き合っていきます。

家のCDプレイヤーやスマホから伸びたイヤホンで、
パソコンに映しだされたウェブサイトで、
どこかの街のショッピングモールのステージで、
そしてライブハウスで今年もたくさんお会いしましょう。

YKJ シュウゴ