君に届け

WORDS

君に届け

通い慣れた通学路の 桜の木が花びら落とす
君がいれば高鳴る鼓動 春のにおい 眩しい光

君に出会えて何が変わった?
言葉にしたら 僕らなんていうのかな

あの時 僕らが夢見ていたもの
あの時 僕らが信じていたもの
君が笑うだけ それだけで良かったんだ
僕は素直になれた

夏の夜の 打ち上げ花火 憧れてさ 君を誘った
浴衣姿 目が合うだけ 君が僕の名前を呼ぶだけで

すべて変わった 僕は変わった
抑えきれない 苦しい程 熱い気持ち

あの時 僕らが夢見ていたもの
あの時 僕らが感じていたもの
君が笑うだけ それだけでよかったんだ
僕は優しくなれた

桜舞うあの春風も 夏の熱い太陽にも
切ない秋の夕暮れも マフラーを巻いた制服も

教室 グラウンド 放課後の事 そこにはいつも

あの時 僕らが夢見ていたもの
あの時 僕らが信じていたもの
君が笑うだけ それだけで良かったんだ
僕は素直になれた
僕は優しくなれた

second words

「素直に誰かを好きになれること」

「素直に誰かに優しくなれること」

そんな気持ちは年を重ねる度に、少なくなって行くような気がしていて。

そういった気持ちを忘れたくない。
そして、忘れて欲しくない。

そこから歌詞のイメージを膨らませていった曲です。

大人になればなるほど。自分の生活サイクルや、環境が
良い意味でも、悪い意味でも狭くなって行く様な気がしている。

自由が増えて、沢山の人達との出会いは増えるけれど、
それぞれの暮らしや、考え方、生き方はもちろん違うので、
気を使ったり、遠慮をしたり。

伝えたいって思った事を伝えられない瞬間が増えて行くような気がする。

それは相手の事をきちんと考えて思いやっているからなのか、

それとも自分の気持ちや思いに蓋をしてしまっているからなのか。

どちらにせよ

それが「大人になるということ」などとくくってしまっては、
芽生た気持ちや思いが報われない気がして。
この歌詞を書きました。

歌詞の中身は学生の頃の、純粋に人を好きになって、
どうしようもなく眠れない夜が続いた頃が舞台。
細かく具体的な言葉を使いたくて、実体験、妄想だけではなく、
参考資料として一時期、少女漫画に没頭してました(笑)

あんな風に人を思ったり、好きになる事が出来るのは、
学生の頃ならでは。でないかと今でも思います。
誰かを思い、好きになる事で、全てが輝いて見え、
明日が待ち遠しくなっていた。

かといってあの頃のように、
「誰かを好きになろう!」って伝えたいわけでもなく。
「あの頃はよかったな~」って思いに浸ろうって伝えたいわけでもなく。

あなたが、

これからどんな風に人を好きになったり、
どんな人と触れ合ったり、
どんな事をしたりするのか。

その時に、この曲が何かしらあなたにとってプラスになって欲しいなって思います。

願わくば、あなたの気持ちや思いが伝わりますように。

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NEW ALBUM 「second world」